ワガママアラフォー女子の駄文。
仕事のことを書き始めたら、やたらと長くなった。
- 理想の治療家像と勘違い
- 仕事の基本姿勢
- 経験から得た見えないもの
- ワガママな自分
- 治療家も体調を崩すけれど…
先日、仕事中患者さんに心配されてしまうという失態をおかしてしまった。
「今日は、あまり具合が良くないですか?」
って言われてしまったのだ。
これまで私は、
治療家だって体調不良にもなるさ!なんなら体調不良を知らない治療家は信用できない、気持ちをわかってくれないと思うから。
という考えを持っていた。
師匠は『治療家は絶対に体調を崩させない。』と言うが、師匠に比べるとめちゃくちゃ体が弱い私には耳が千切れそうなくらい痛い言葉で、言われる度に逆ギレ気分だった。
しかし、いざ患者さんに心配されてしまって思ったのは、
どんな状況であっても、申し訳ない。
という気持ちだった。
例えば、見た感じ全く不調に見えないところに『今日はちょっと具合がイマイチなの〜!』なんて冗談半分に言うのとはわけが違うと知った。
私もいろんな人にお世話になっている身だから、痛みも苦しみも、そんな時の不甲斐なさも、なーんにも分かってもらえない!と思ったら相談する気にならない気持ちが分かる。
だからこそ、自分の弱さを隠す必要がないと思ってきたけれど、
その日、元気がない人に治療されるのはこちらも滅入るじゃないか!
大きな大きな反省だった。
正直、甘えがあった。
そんな自分が情けなかった。
- 過信せずに相手をよくみること
その日、確かに具合が良くなかった。
不調ながらとにかく必死になった。
頑張って冗談を言ってみたりもした。
結果、患者さんはとても喜んで帰ってくださった。
その日の夜は夫の治療も行った。
正直、辛すぎて薬を飲んで臨んだ。
薬を飲んでしまうと、私の大事な第六感的なものが薄れてしまうのが嫌で避けているが仕方がなかった。
とにかく無心に頑張った。
そしたら、夫はとても楽になったと喜んでくれた。
何が功を奏したのか、治療した私自身がわからなかった。
これまで何人かの治療に携わらさせていただく中で、知った大きなこと。
それは、
カッコつけず、出来る気にもならず、相手の健康を考えて治療にあたると、効果が上がるということ。
私はまだまだものすっっっっごい未熟者だけど、この法則は基本中の基本なんじゃないかと思う。
私が大切にしている第六感的なものも、この法則で発揮されるものだ。
"わたしはみえる〜。わたしは分かる〜。"なんて思っちゃったら何にも分からなくなる。
- 経験が増えれば分かることが増えると思っていた
仕事を始めたころに比べれば、数人の単位とはいえ体をみさせていただく機会は増えている。
傾向が似ている人はいても、人はみんな違う。
だからこそ、一人増えるだけでも経験がグンと上がるのは確かだ。
一人、ひとり、と増えれば分かることが増えると思っていた。
ところが逆だった。
悩むことが増えてしまった。
もはや、自分がなぜ悩んでるのかすら分からないのだが、悩むのだ。
原因が分からないから、追求が出来なくて、この感覚だけを大事に感じ取っているこの頃。
- 目標はボンヤリかつ、ハッキリ
治療家として持っている目標は、ある意味ハッキリしているが、細かな過程を追うとボンヤリしている。
ボンヤリで良いと思っている。
なぜなら、ハッキリしている目標はこの道を目指そうとした時から変わっていないからである。
- ワガママに生きていたい、今のところは
開業しているわりに、ぜんぜん収入は無い。
そもそも、おヒマな時間が多い。
そもそも、自分の体調すら安定していないヘタレ状態。だから、凹むときも多い。
これで焦っていないと言うのは嘘になる。
でも、ほぼ焦っていないと思う。
焦ってたら営業活動したり、名刺配りまくったり、金叩いて広告打つでしょう。
その気はさらさら無い。
わたしは、私の気持ちの良い状態で、必要だと感じる仕事をしたいと思っているから。
今まで、雇われの身だったけど、私は好きな事しかやってこなかった。
おそらくすごくワガママに生きてきただろう。
今のところ、まだワガママに生きていきたい。
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こうやって書いていくと、私は若い頃からスタンスが変わっていないんだなぁ。
昔から、箱入りのワガママ娘だ。