fragrant water

愛、幸せに気がつく毎日。人生に感謝です。

暇八割で仕事をしています。

届出は出しております。

開業のための届出を出したのは、妹の四十九日の日。

重たいね(笑)

重たいけど、私にとっては大事なこと。

資格を取って、いざ準備をしていこう!という時に遭遇した妹との別れ。

だけど、仕事をするには県の機関に届出が必要だった。

辛いけど、悲しいけど、何かをする気にはならないのだけど、必要だった。

しかも、届出先が妹が息を引き取った場所の敷地内と来たもんだ。

私は、

『明日、ついにお骨とも離れなければならないんだ。』

という寂しさをバネにして、あの辛い思い出になってしまった場所に行った。

 

忘れもしない。

手続きの担当者を待つ間、チカラを出そうとして目をやったストラップにヒビが入ってたこと。

夫と妹と3人で撮った写真のストラップだった。

勇気をくれているような、いや辛い場所に嫌がっているような。

どちらにせよ、私は亡くなってもなお妹にチカラをもらっていた。

 

仕事は月に数回程度。

仕事、忙しい?とよく聞かれる。

とんでもない。

なんなら暇。

自由にゆったりと時間を使っている。

体調が安定しないという、有るまじき状況はあるけれど、それにしても自由に使っている。

しょっちゅう寝てるし、一人でカラオケにも行くし、フラフラとお店をうろつくし、県外にも遊びに出かけちゃうし、ゴスペルグループにも入っちゃうし、ピアノのレッスン受けちゃってるし。

出費はあるのに、収入はない。

もはや、専業主婦状態。

家計としては必死に共働きすべき水準なのに、だ。

 

立っているステージが違う。

資格を取って抜け殻になったわけではない。

抜け殻になったと言うならば、最愛の妹を亡くした方にあるだろう。

けれど、私が躍起になって仕事をしていないのには違う理由があると思う。

目的として立っているステージが違うのではないか。

『いま一番何がしたいですか?』

『いま一番何が欲しいですか?』

そう聞かれたら、すぐさま出せる答えがある。

たぶん、そこに心が向かっている。

 

だからと言って、仕事をしたくないわけでもない。事実、技術は忘れてはならないし、定期的に仕事は必要なのだ。

それを実現できる程度は出来ているから満足してしまっているのだと思われる。

 

私に嘘がつけません。

なんて正直なんだろう、と我ながら思う。

そういえば昔、自分の本音が分かっているのに体裁を整えるためにある施設の面接を受けたことがあったっけ。

それで、一次試験の合格の電話をいただいて、その場で辞退を申し出たことがあったっけ。

そんなことを二回ほどやったっけ。

 

どうやったって、自分の気持ちに嘘がつけないのだ。

私は、心と体がしっかりと抱き合うようにして生きているようだ。

どうしてもバラバラにしてしまいがちだからこそ、不調という形で表出するけど、心にしっかり向き合えるなんて偉いもんだ。

 

私とワタシは一心同体。

この世の中で、心と体を1つにして生きて行くのは簡単じゃない。

だけど、私の中のワタシの声を聞いてひとつひとつ進んでいければ、人間の私は楽になっていくだけ。

親の意見でもない、世間一般の意見でもない、ワタシの意見を聞けるか、大事なのはそこから。

そして、次に大事なのはそれを行動に移せるか。

 

妹と別れてから5ヶ月。

私は、私の中のワタシとたくさん向き合うことが出来ている。

何もしていない5ヶ月なのに、膨大な気付きがあり、数え切れない経験を繰り返している。

そして、ワタシと一心同体を再確認している私は、ずいぶん楽に生きていくチカラを備え始めている。